はて | 思い想い淡々に

思い想い淡々に

分かりやすくても分かりづらくてもただの日常♪

言葉は


意味、音、視線


にて成り立つもの


という古い思考


三つ揃ってやっとではなく


三つを伝える手段が言葉という意味



口から出る言葉はあまり当てにしていない


「ぼく今ね、文字熟語覚えようとしてるんだ!」


と言われても四字熟語の間違いだろう。


「素敵な帽子で似合ってますね!」


と言われても奥で弾ける音がしなければ空しい


「ありがとう!」


と言われても目が合わず眉は下がり肩はすぼんでいればこれは二度としないと誓う




これが普通だった


でも違う


普通は言葉通りに受け取り


言葉は含めるものなのだろう




本音とは裸のようなもので


裸で出歩けば時に他人を不愉快にさせる


故にスタイルに自信が無い私は


原型など留めない程着込む訳です


と言われましたっけ



はて


わたしは


裸体で街を優雅に歩いている様なものなのか


だがしかし


わたしには


皆も同様裸体で街を優雅に歩いているように見える


ガラスに映る自身の裸体を見ては睨みつけ


ガラスに映る自身の裸体にウインクする他人を睨みつけ


前者綺麗になりたいと切望し


後者美しく在りたいと切望し


前者穢れを嫌い


後者醜さを嫌い


前者穢れておりますと主張してるようなもの


後者醜くありますと主張している様なもの





どちらも人間なのである



わたくしは


綺麗になると記憶が抹消されますゆえ


ええ、穢れた記憶が殆どをしめております


見える所は醜いのでせめて見えない部分は


美しく在りたいと想うてしまう次第




故に


未熟者です


故に


完璧さを求め


永遠の未熟をも求めます



孤独こそ恐怖でありますが